友達がいないと不安?孤独力を鍛えると幸せになる9つの理由
「SNSでの薄い繋がりだけの友達しかいない。」
LINEやインスタグラムで常にやりとりしていないと不安でいつも孤独を感じていませんか?
孤独になりたくないがために自分の意見を押し殺してませんか?
安心して下さい、何もあなただけじゃありません。
何を隠そう自分も、つい最近まで心を許せる友達がほとんどいませんでした。
自分のように「友達がいない」と嘆いているあなたに孤独力を鍛えることをおすすめします。
孤独力を鍛えるとなぜ幸せになるのか?
詳しくご説明します。
孤独の何が悪い?孤独力が高まると幸せになる?!
そもそも孤独力とは、1人を好んで交友関係を持ちたがらないというような根暗なイメージではありません。
一言で言えば「主体的に生きる力」のことです。
主体的に生きる力とは、常に自分の意志を持ち目的を持って行動しその行動の責任を自分で取ることです。
つまり他人に依存せず、人生における全ての出来事の責任を自分自身に見出すことが出来る人を孤独力の高い人といいます。
でも、孤独力が高い人というのはなかなかいません。
それだけ稀有な能力だとも言えます。
孤独力が低いとどうなる?
孤独力が低いと他人に依存してしまい、自分の人生の主導権を手放すことになります。
思ったような人生を歩めずに、不満ばかりがつのりフラストレーションが溜まります。
未来は過去の延長線上にしか見つけられず、希望を失い不安が増していきます。
逆に孤独力が高いと主体的に生きられるため、すべての選択肢が手元にある状態になります。
どうせなら孤独力を高めていきたいですよね。
自分もほとんど友達がいなかったので切実でした。
孤独力が高いとこうなる
付き合いたくない人と付き合わずに済む。
行きたくない飲み会は自分の責任において自分で断われる。
極端に言えば、会社を辞めたいと思えば自分で決め実行し、自分で責任を取れるようになります。
つまり未来を自由に選ぶことが出来るようになるため、希望に満ちた人生を歩むことができます。
『孤独の愉しみ方―森の生活者ソローの叡智 (智恵の贈り物)』という本の中でヘンリー・ディヴィッド・ソローは言った。
「自分の人生を愛せ」
孤独力とは自分の人生を愛せる能力とも言えるのではないでしょうか。
お陰様で自分も以前よりは孤独力がついたので、そこそこ自分の好きなように生きられるようになりました。
孤独力を鍛えると幸せになる
孤独力というのはあくまで能力(スキル)なので鍛えることが出来るんです。
つまり自分の人生を愛する能力は鍛えていくことが出来るのです。
自分の人生の中で自分以上に自分の人生を愛せる人はいません。
孤独力を鍛えるとそんなかけがえのない自分の人生を愛せるようになります。
もし、自分の人生全てを愛せるようになったら、今よりは幸せになれそうですよね。
友達がいない不安や恐怖は幻想である
そもそも、独りぼっちに耐えられなくて不安や恐怖を感じるのはなぜなんでしょう?
友達がいないということは生命に直接関わることでもなさそうですよね。
でも友達がいなくて孤独になることを怖いとか不安に思いがちです。
その原因に迫ってみましょう。
友達がいないとなぜ不安や恐怖を感じるのか?
結論から言うと、友達がいないと不安や恐怖を感じるのは幻想です。
過去の経験に基づいて作られる勘違いや錯覚なのです。
日ごろから「他人からどう見られるか?」「他人にどう思われるか?」という他人からの視線を気にしすぎてませんか?
このように日ごろから他人を意識しすぎるがあまり、自分の主観を置き去りにしてしまうのです。
主観と言う言葉を使いました。他人からどう見えるかではなく、自分で自分をどう見るか。どう見たいかです。
この場合の主観とは何か。
それは「どう在りたいか」です。
どう在りたいかという主観を置き去りにして「どう見られたいか」にばかり気にするからどんどん窮屈になります。
結果的に、よく見られたいという意識が強くなり、「よく見られるためには友達がいないとダメだ!」という思い込みを強めます。
そうすると友達がいない状態=ダメな状態という変な方程式を創り出します。
そしてその状態にないと不安や恐怖を感じます。
さらに、こういった感情を味わう経験をすればするほどその臨場感が高まり、孤独=恐怖という図式はさらに強まります。
しかし、孤独力が高まれば「どう在りたいか」という主観を大切にできるため周りに影響されなくなります。
そして、自分の人生を深いところで肯定でき、幸せを感じられるようになります。
それも、他人との比較による相対的な幸せではなく、自分の中から湧き上がる絶対的な幸せです。
あなたにはぜひこの絶対的な幸せを感じられるようになってもらいたいなと思う訳です。
では孤独力を鍛えるとなぜ幸せになれるのでしょうか。その理由を以下で詳しくご説明します。
孤独力を鍛えると幸せになる9つの理由
ここからは、孤独力を鍛えると幸せになる理由について詳しく見ていきましょう。
1. 周りの目を気にせず本音で生きられる
孤独力を鍛えると、他人の目が気にならなくなります。
鍛えれば鍛えるほど気にならなくなります。
その結果、自分の心の声である本音が少しずつ聞こえてきます。
周りからの声でかき消されていた自分の心の声に気付くのです。
自分の心の声とはすなわち本音であり。
ウソ偽らざる自分の本当の声です。
多くの場合、本音と建前にズレがあるため生きづらさを感じます。
その本音と建前が一致していくこと(自己一致)することで、生きやすさを感じ毎日が楽しくなります。
もちろん幸福度も上がっていきます。
2. 本当にやりたいこと(ライフワーク)を見つけられる
孤独力が高まると他人からの視線に気を取られて見向きもしなかった本心に気づきやすくなります。
ただそこにあるだけの本心に気付く。これだけで人生が激変します。
いわゆる潜在意識というのが本心に近いと思います。
潜在意識が望む方向に、自分が本当に望む未来があります。
その未来を実現しているあなたがやっていることがライフワークです。
もう一度言います。
あなたが心から望む未来を実現した時に、あなたがやっていることがライフワークです。
イメージしてみて下さい。
あなたの理想の未来で、あなたは何をしていますか?
仕事が志事(ライフワーク)になれば顕在意識と潜在意識のズレがなくなるため格段に幸せを感じやすくなるでしょう。
3. うわべだけの友達が去り本当の友達ができる
周りの目を気にして付き合っていたうわべだけの友達は孤独力の高まりとともにあなたの元から離れていくでしょう。
他人の目を気にせず、自分の本音や本心に従って行動できるようになると、損得で行動しなくなります。
「本心でやりたいか」「本心でやりたくないか」とか「好きか」「嫌いか」というより本質的な価値基準で行動が出来るようになります。
その結果、本当にあなたの好きな人だけが周りにやってきます。
逆に、あなたの本心に共感できない人、あなたが嫌いな人、付き合いづらい人は周りにいなくなります。
そのため不要な人間関係の悩みがなくなります。
本当の友達ができ、人生がより豊かで楽しくなります。
もし今友達がいなくても安心してください。
孤独力が高まればあなたにとって最高の人間関係が周りに出来始めます。
4. 他人に振り回されなくなりストレスが溜まりづらい
他人に振り回されるのは、自分の本音を隠して他人の意見を尊重するからです。
言い換えれば、自分の意見に責任が持てないので他人の意見に依存してしまうのです。
他人の意見に依存すれば、責任を取らなくて良いので楽です。
しかしその状態では孤独力は低く幸せを感じづらいのが事実です。
孤独力が高まれば自分の意見を持ち、その意見を言うことで周りからどう思われるかを気にしなくなります。
それ以上に、自分がその意見を言うことで周りにどういう影響を与えられるのか。という主体的な考え方に変わってきます。
自分の在り方が他人に影響を与えているという主体的な考え方になるため他人に振り回されることもなくなりストレスが溜まりづらくなります。
過度のストレス下では幸せを感じづらいのは容易に想像できます。
もちろんそんなストレスが減れば幸せを感じやすくなるのは当然です。
5. 才能や創造力が発揮される
孤独力が高まれば、内観する力が強まり今まで見落としていた自分の本心にたどりづきます。
本心に気付いた瞬間から生まれてからずっとそこにあったあなたの才能の芽が出ます。
人間が最も世の中に貢献する状態というのは自分の最大の才能をフルに発揮している時です。
才能が開花すれば人間としての創造力も花開きます。
才能をフルに発揮し創造力によって他人に貢献している状態が、人間が最も幸せを感じる瞬間の1つです。
6. 自己肯定感が高まりセルフイメージが上がる
孤独力とは内観する力も高めます。
自分の中にあった才能に気付いたり、今まで考えもしなかった長所に目がいきます。
また一見短所であるように見える部分も、視点を変えて「好転」出来るようになります。
物事すべてに陰と陽があります。
光があるから影ができるように。
表があるから裏ができるように。
正義が存在するから悪が存在するように。
よって、あなたの中の短所が全て長所と表裏一体であることに気付くことでしょう。
その結果、無条件で自分を受け入れることが出来るようになり、自己肯定感が格段に高まります。
そうなればセルフイメージはおのずと高まっていき、結果的にセルフイメージ通りの結果を手にすることが出来ます。
人間はセルフイメージを超えた自分になることは出来ません。
今のセルフイメージが今のあなたを作っています。
なので、
もしあなたが起業で成功するセルフイメージが作れれば、そのようになるということです。
もしあなたが会社で出世するセルフイメージが作れれば、そんな未来が実現するということです。
孤独力は自己肯定感を高め、セルフイメージを高めてくれる重要なスキルです。
孤独力が高まればおのずと幸福感を感じやすくなるのはお分かりいただけるでしょう。
7. 他人に依存せず独りでやり遂げる力がつく
孤独力を鍛えるとどんどん他人への依存体質から主体的な体質へと変化します。
仕事でも他人に依存せず、主体的に取り組むようになります。
他人に依存してしまうと、何かトラブルが起きるとすぐに人のせいにします。
しかし、孤独力が高いと全ての問題の原因は自分にあると考えます。
そうすれば、何かトラブルが起きても自分の中にその解決策を見つけられるようになります。
結果的に、すべてを独りで解決できる様になります。
誰かの力を借りたいときも、そこに依存するではなく主体的に頼ることが出来ます。
その結果起こってしまったトラブルなら自分に責任があると考えられます。
このマインドセットは起業家のマインドセットです。
他人に依存せずに何事も独りでやり遂げられるようになります。
もちろん主体的に頼ることで組織を作って物事に取り組むことも同様にできます。
自分の責任で全てを判断し行動できるため、やらされ感がなくなりますのでその分幸福度が高まります。
8. 生きる意味が明確になる
孤独力を磨き、日々実践しているとライフワークで生きていると「生きる意味」が腑に落ちてきます。
「自分はこのために生まれてきたんだなぁ。」と心の底から充足感を感じることができます。
生きる意味を肚に落として生きている人は迷いません。
生きる意味がはっきりしている人はしっかりとその方向を見据えています。
身体がそっちを向いているような感じです。
言うなれば、コンパスが北を指し続けるように、常に生きる目的(ゴール)の方を向いて進んでいきます。
なのでブレません。
価値基準もそのゴールに従って作られるため、他人の価値基準で判断しなくなります。
ブレない価値基準が出来ると、本当の幸せの意味が分かります。
その結果、他人との比較によって得られる相対的幸福ではなく、自分の中から湧き上がる絶対的幸福を感じられます。
9. 本当の意味で自分の人生の主役になれる
孤独力が高まると、他人の目は気にならなくなります。
どう思われていようが自分がどう在りたいかで生きられるようになります。
そうすると他人からの言動に左右されず、自分の生きたいように生きられるようになります。
この瞬間から本当の意味で自分の人生の主役になれます。
あなたの人生をあなたの思い通りに生きられるため、幸福度が格段に高まるでしょう。
孤独力を鍛えるための7つの方法
孤独力を鍛えると幸せになるという理由をお伝えしました。
ここからは肝心の孤独力の鍛え方を7つご紹介します。
1. 無理に孤独を埋めようとしない
まず重要なのは無理に孤独を埋めようとしないことです。
孤独を埋めようとすると、ショッピングに行ったり、趣味に没頭したり、親しくもない友人と一緒にいようとしがちです。
これらは全て「依存心」による行動です。
何かに依存して孤独を回避するのが習慣になると、どんどん孤独に対する不安感や恐怖感が醸成されてしまいます。
なのでまずは無理に孤独を埋めようとしないことが重要です。
2. 1人でいる自分を受け入れる
無理に孤独を埋めないと、どうしても1人でいる時間が増えがちです。
そこで1人でいる自分を「友達がいない寂しいやつ」と決めつけないことです。
極論、友達がいようが友達がいまいが、あなたはあなたです。
そんな1人でいるあなたをまずはご自身が受け入れてください。
1人でいる自分を受け入れるというのは具体的にこういうことです。
「あ、今自分は1人でいるな」
という状況を客観的に感情を挟まずに認識するということです。
そして、それも自分でと言うことを客観的に見つめます。
自分の外から自分を見ているようなイメージです。
「1人でいる」という状況に善悪はありません。
そこに意味づけてしているのは紛れもないあなた自身です。
そのことに気付けばそこにどんな意味を付けるのかはあなたが選べます。
今はまだそこに何の意味もつけずただ「1人でいる自分」を無条件で受け入れてください。
1人でいることに何の意味もなく、ただその状況を他人の目を気にして「寂しいこと」だと認識していたことに気付けたら次に進んでください。
3. あえて1人で行動してみる
1人でいることに寂しさを感じなくなってきたら、あえて1人で行動してみて下さい。
映画に行ったり、買い物に行ったり、カラオケに行くのも良いかもしれません。
あえて1人で行動することで、より多くの場面で「1人ぼっち」を体験することになります。
その時の心境の変化を観察します。
「寂しい」という感情が出てきたら、無理に押し込むのではなくまずは「今寂しいと思っている」という自分を認識します。
全ては過去の経験からくる「意味づけ」であることを認識します。
続けるうちに「1人でいること」は選択肢の1つで、自分がその選択権を持っていることが腑に落ちてきます。
そうなれば、「1人でいたいから1人でいる」という主体性が芽生えてくるはずです。
ただ、どうしても寂しくて辛い場合は無理をしないでください。
その場合はこの方法を無理にやらなくてもOKです。
4. 自分の行動を自分で決める
自分の行動を他人に決めさせるのはやめましょう。
例えば、ランチを食べに行った時に、「Aセットでいい?」「うんいいよ」という決め方はNGです。
自分が何を食べたいのかということに意識を向け、主体的に自分の行動を決定します。
「Aセットがいい」
そうやって自分で自分の行動を決めていきます。
そのためにはまずは自分の本当の望みを知る必要があります。
5. 自分の本音に意識を向ける
友達との付き合いの中でいつも友達に決めてもらっている人は自分の本音を隠しがちです。
そのため自分の本音に気づきづらくなってしまっています。
そこで「1~4」の方法を行ることで、自分の本音に意識が向くようになってきます。
自分の本当の望みは何なのか、心の声はあるのにその声に耳を向けていなかったら聞こえてきません。
なので、しっかりと自分の本音と向き合う時間が必要です。
それは他人と一緒にいる時ではなく、1人でいる時です。
しっかりと1人でいる時間を作り、そこで自分の内側を内観していきます。
自分の建前と本音にしっかりと意識を向けます。
本音の周りにノイズがあるとなかなかたどり着けません。
静かな場所で、落ち着いた精神状態で内観していきます。
優しい音楽を流したり、優しい香りのする場所で行うと良いでしょう。
6. 自分はどう在りたいのかを探求する
自分の本音を意識が出来たら、そこから自分がどう在りたいのかを探ります。
孤独力とは主体性であり、自分の人生を愛する力であり、自分の人生を肯定するスキルです。
でも、他人に流され他人の目を気にしながら生きている自分ってなかなか肯定しづらいですよね。
しっかりと自分の在るべき姿をイメージし、そのイメージ通りの在り方で生きていたらどうでしょう?
そんな自分は肯定したくなるのではないでしょうか?
自分がどう在りたいのかを探求することが結果的に孤独力を鍛えることに繋がります。
7. 理想の在り方で生きる
自分の理想の在り方を探求するだけでは不十分です。
自分の理想の在り方が見えてきたら、その通りに生きます。
その過程で、周りから色々言われるかもしれませんが気にしません。
気にするのも気にしないのもあなたの選択次第です。
全ての決定権はあなたにあり、あなたの在り方が周りに影響を及ぼしていると感じられたら孤独力は最大限高まっていると考えられます。
おめでとうございます。ここまできたらあなたは一流の孤独力を手にしていることでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
孤独力とは主体性のことで、周りにどう思われようとあなたの理想の「在り方」でい続けるスキルです。
自分の理想の在り方でいられる人は幸福度が高く、逆に他人に影響されて生きる人の幸福度は低い傾向にあります。
となれば、どちらで生きるのが良いか。
もうお分かりですね。
ぜひあなたも孤独力を身につけ、素晴らしい人生を歩んでいってください。
応援しています。