人の目が怖い!人見知りの特徴と克服するための3ステップ
20代の頃の私は「人見知り」がヒドくて、相手の目を見て話せませんでした。
シャイというよりは対人恐怖症に近くて、人嫌いなのかもしれないと感じたほどです。
しかし、今では「人見知り」をほとんど克服しました。
あることを愚直に実践するとほぼ確実に人見知りを解消できることに氣付いたのです。
の記事では、
- 人見知りの特徴とセルフチェック
- なぜ人見知りになるのか
- 人見知りを克服する3ステップ
をご紹介します。
もし今あなたが人見知りで悩んでいるなら、最後までじっくりと読んでみて下さい。あなたが望めば克服することは出来ます。
人見知りは悪いことじゃない!
まず、「人見知り」すること自体は悪いことではありません。あなたに既にある才能を氣付かせようとしてくれているだけです。
そもそも人見知りとはそもそも大人に対して使われる言葉ではありませんでした。
赤ちゃんが成長する過程で、心の中で生まれる好奇心と恐怖心の葛藤を感じている状態が本来の人見知りです。
それが転じて大人にも使われるようになったという背景があります。
そんな「人見知り」ですが、「人の話の聞き方」などの「スキル」を身につけても、完全に克服することは難しいでしょう。
まずはセルフチェック!人見知りのよくある特徴15個
まずはあなた自身が人見知りかどうかをチェックしてみましょう。
ここでは人見知りのよくある特徴を15個ピックアップしてみました。
せっかくなので、いくつ当てはまるかチェックしてみて下さいね。
1. 人の目が見られない
まず人見知りの特徴として相手の目が見られないというのが挙げられます。
目を見られないどころか、顔すら見られないという人もいます。
他人からの目を氣にしすぎると、対人恐怖症や人嫌いに発展する可能性があります。
2. マイナス思考
考え方がマイナスにマイナスに偏る人も多くいます。
まだ何もコミュニケーションを取っていない段階から「もしかしたら私のこと嫌いかもしれない」など常に思考がネガティブになりがちです。
3. 初対面の人と話が続かない
初対面の人との会話が長続きしないのも特徴の1つです。
相手の人によりますが、自分から話題を振るのが苦手なので、相手の人からの質問がないと会話が途中で終わってしまいます。
4. 他人からの評価を氣にする
人見知りの人はその振る舞いとは裏腹に、他人からの評価をものすごく氣にします。
より良く思われたいという思いが強く、「ショボいやつって思われたくない」と思いすぎるあまり人と接することがストレスになります。
5. 嫌われたくないと強く思っている
他人からの評価を氣にするのと同時に、嫌われたくないという思いも強いのが人見知りの特徴です。
自分を必要以上に良く見せたがるために、人付き合いが面倒でストレスフルなものになるという悪循環にハマりやすくなります。
6. ガラスのハートを持っている
人見知りの人の多くがガラスのハートの持ち主です。ちょっとした言動や態度ですぐに傷つくため、そういった経験がトラウマのように蓄積していきます。
すると人付き合いそのものを避けるようになり、より人見知りが強化していきます。
7. 自信がない
人の目を氣にするのは自信がないことの裏返しでもあります。
自信のなさが相手に伝わり相手とのコミュニケーションに支障をきたします。
相手から受け入れられていないという感覚を持ちより自信を失っていく悪循環に入るので要注意です。
8. 性格が暗い
人見知りの人の中には性格が暗いため、人とのコミュニケーションが円滑にいかない人も少なくありません。
ポジティブ思考な人ほど暗い性格の人を敬遠する傾向にありますので、人見知りで性格が暗いと同じような人が近づいてくる傾向にあります。
9. 警戒心が強い
自分の殻にこもりがちな人見知りの人は強い警戒心を持っていることが多くあります。他人からの干渉を嫌がり、必要以上に自分のことを話さないためコミュニケーションが淡白でつまらないものになります。
近寄りづらい雰囲氣を出している
警戒心の強さは一方で、近寄りづらい雰囲氣を創り出します。
話しかけないでオーラが充満していて、近寄っても居心地の悪さを感じさせてしまいます。
仮に話しかけられても、警戒心が目に出てしまい、「この人とは深く付き合えない」という印象を与えてしまいます。
10. 完璧主義なところがある
「上手にコミュニケーションを取らなければ」とか「人の話をちゃんと聞かなければ」とか「良い関係を築かなければ」というある種の完璧主義のようなところがあるのも特徴です。
基本的に真面目で誠実な人に自称「人見知り」は多く見られます。
11. 人付き合いが少ない
人見知りの人はコミュニケーションを取るのがストレスになりがちで、そのストレスから逃れるために人付き合い自体を嫌う傾向にあります。
なるべく関わらないようにするため、人付きあいの数は少なくなりがちです。
その反面一度付き合いが深まると、かなり深い付き合いになることもすくなくありません。
12. 人前で話すのが苦手
人前で話すのが特に苦手で、なるべくならそういった場面から遠ざかりたがるのが人見知りの特徴の1つでもあります。
大人数の前では他人の目からの評価を氣にしてしまい、極度の緊張を感じることが多くあります。
13. 自分と他人を比較しがち
人見知りの人は自分と他人をすぐに比較したがります。
他の人のスキルや態度を羨ましく思ったりする反面、自分のことをダメなやつと思いがちです。
自己評価が低いため、より自信を失いさらに人見知り度が強まる傾向にあります。
14. 話しかけられるのを待つ
自分から話しかけるのが苦手で、話しかけてくるのを待ちます。
自分から話しかけて、嫌な顔をされたり、話が続かなかったりするとプライドが傷つくからです。
自分の評価を氣にしがちなあまり、リスクを負わずに待ちの姿勢になります。
15. 自分の意見を言えない
人見知りの人の多くは自分の意見をしっかり持ちながらも、それを相手に伝えるのが苦手です。
それは「嫌われたくない」という心理と、「図々しいヤツ」と思われたくない心理などが働く結果です。
自分の意見を言わなければ、穏便にその場をやり過ごせるという保守的な考え方も見え隠れします。
人見知りのセルフチェックを根底から覆す
さて、ここまで人見知りの15の特徴を見てきました。
あなたはいくつに当てはまりましたか?
ここで、この特徴による人見知り診断を根底から覆す仮説を立てました。
それが、人見知りの原因は「自分が人見知りだ。」と思い込むことではないかということです。
なので、ここまでセルフチェックをしてきて、当てはまる項目が多い人はそれだけ「人見知りになる原因」」を作ってしまっている可能性があります。
ここからは、この仮説を元に話を進めていきます。
人見知りの原因は「私は人見知りだ」という思い込み説
恐らく、生まれながらの性格など多くの要素が関係して「人見知り」という状態になっているのだと思います。
だがしかし。
それ以上に後天的な要素が、「人見知り」状態に拍車をかけている可能性があります。
人見知りの原因は思い込みだった?!
冒頭でもお伝えした通り、本来は赤ちゃんの心の成長に伴って発生する、好奇心と恐怖心のせめぎあいが人見知り状態です。
しかし私たち大人は人見知り状態を自ら作り出しているのです。
それが「私は人見知りだ」という思い込みです。
他人と接する中で、恐怖心や不安感が出てきた時に、自分の評価を氣にしてビクビクするようになる。
それがやがて「人見知り」という言葉を見つけてきて、「あ、私は人見知りなんだ」と思うようになる。
このようにして自己洗脳をかけていくわけです。
また、他人から「あなたはもしかして人見知りですか?」「あなたはシャイですね」などと言われたことがきっけけで、自分は人見知りかもしれないと思い始めることもあります。
自己洗脳による人見知りの盲点とは?
自分で自分のことを「人見知りだ」と洗脳を始めると、ことあるごとに「私は人見知りだから・・・」と思考に上るようになってきます。
やがて「私は人見知りだから仕方ない」などと言い訳の材料として使い始めます。
しかし、これらは全て自分で自分を洗脳しているだけだと氣付きましょう。
武術の対人稽古で感じた思い込みの危うさとは?
自己洗脳の危うさは、私が武術の稽古中に体験した氣付きが裏付けてくれます。
私は武術の稽古で「意識」をすごく繊細にコントロールし、相手を通して「出来ているかどうか」を確認するということをやってきました。
その中で、特に危険なのが、
「出来ないかもしれない。」という思いです。
一瞬でもこの意識が脳裏によぎると、「出来ない」現実が創造されるのです。
このように自分の思い込みが、現実を創造するということを身体を使った体感を通して嫌という程味わってきました。
なので、同様に「自分は人見知りかもしれない」という意識は、人見知りの自分を創造することに繋がると言えるでしょう。
そこから人見知りを解消するためのヒントが見えてきます。
人見知りを解消した自分の体験談をチラリ
私も長年「人見知り」で悩んできました。
人と接する時に「どう思われるかな」とか「嫌われたらどうしよう」などと考えて上手く話せなくなるんです。
なので異業種交流会などに参加して、名刺を交換する時も話しかけるのにすごく勇氣がいるのでストレスがすごかったです。
結局、話しかけられるのを待つ、待ちの姿勢が身についていました。
しかし、2018年から始めた武術の稽古を毎週のようにやるようになり、ガラリと人生が変わりました。
武術の稽古は対人が基本です。
始めたての頃は特に、人見知りにとっては苦痛でしかありませんでした。
しかし続けていくうちにどんどんとある考えが頭をもたげてきました。
それは「自分は人見知りじゃないかもしれない」ということです。
そのきっかけになったのが、武術の稽古で言われる「外観」です。
よく内観をしましょうという話はありますが、外観をしましょうと言われることってあまりないと思います。
武術には自分の正しさを相手を通して実現するという自他不敗の精神があります。
その時に重要なのが外観です。相手をよく見て観察すること。自分の考えは正しいのかどうか、やっていることが正しいのかを、自分で思い込むのではなく、相手を通して確認する作業。
この外観を通して、忘れていたあの感情が戻ってきました。
それは「好奇心」です。
そもそも赤ちゃんの人見知りは「好奇心」と「恐怖心」のせめぎあいだったはずです。
ところが、多くの「人見知り」な大人たちは、この「好奇心」を持ち合わせずに自称人見知りと言っていたのです。
武術の稽古を始めて、相手をよく観察するというのが習慣になってからは、人に対して好奇心を強く持つようになってきたのです。
そして、これが人見知りを克服するカギだったのです。
人見知りは克服できる!体験談から導き出した克服のため3ステップ
ここからは、私が実際に人見知りを克服した方法を分かりやすく3ステップにまとめてご紹介します。
武術をやってない人でも簡単に出来るように配慮してますので、ご参考にしてみて下さい!
ステップ1:「自分は人見知りではないかもしれない」と認識を改める
何度も言いますが、「自分は人見知りだ!」という思い込みが現実的に「人見知りの自分」を創造します。
ならばそれを逆手に取りましょう。
「自分は人見知りではないかもしれない」という認識に改めることで、「人見知りではない」あなたに近づく第一歩となります。
なので、やって欲しいのが、あなたの「人見知りじゃないエピソード」を思い出して紙に書き出してほしいのです。
例えば、
- スーパーなどに買い物に行って定員さんに商品の場所を聞いた。
- 会社の電話対応でいつもより緊張せずに応対できた。
- 人に道を聞かれたときに、スムーズにやり取りできた。
など、なんでも良いので「人見知りじゃない自分」のエピソードを思い出してみて下さい。
もし万が一見つからない場合は、無理に書き出す必要はありません。
その時は、まずは「私は人見知りじゃないかもしれない」と声に出してみて下さい。
言葉は自分の耳に入り脳へと伝わります。
そこから「自分は人見知りじゃないかもしれない」という現実を創り出すための動きが始まるのです。
ステップ2:自分の在り方が全て!まずは身体の状態を整える
さて、ステップ1で人見知りから脱却するための基礎が出来ました。
ここからは次のステップに入ります。
次のステップは「身体の状態を整える」ことです。
よく、脳のリフレッシュとか思考を整えるためのマインドセットなどが方法として挙げられますが、それ以前にまずは身体に着目します。
例えば、私は人見知りだった頃、初めての人と会う時に緊張して呼吸が浅くなっていました。
呼吸を整える
呼吸が浅くなると、吐く息の量が少なくなるため、交感神経が優位になりやすくなります。すると、リラックス状態から遠くなり、より緊張感が身体を覆うことになります。
それが相手に伝わると相手も緊張しますから負の連鎖に陥ります。
そこで、まずは呼吸を整えていくことが重要になります。
ポイントは「息を吐ききる」ことです。
吐ききるとは、一度息を吐いてからさらに5回息を吐くつもりで身体から空気を全部出すイメージで吐くことです。
しっかりと吐ききれば、その分しっかりと呼吸を取り込めるようになります。
これを5~10回繰り返します。
経絡を整える
人間の身体には目に見えないけど確実に身体に影響を与える存在であり経絡があります。
慣れない環境などでストレスを受けると経絡がダウンしてしまいがちです。
そう言った場合に、しっかりと身体の状態を整えるための方法があります。
その中から1つご紹介します。
私の師匠のレノンリー氏が使っている方法で「心意体統一法」と呼ばれるもので、印を組んで経絡を整えていきます。
心意体統一法
呼吸や経絡を整えることでより身体の状態が良くなります。
身体の状態を整える方法として、禮法(れいほう)も非常に有効です。
こちらの記事の後半に詳しくやり方を載せてありますので、氣になる方はご覧になってみて下さい。
↓
人生一度きり!絶対に後悔しないで済むたった1つの方法とは?
ステップ3:人は自分を映し出す鏡!相手をよく見て観察する
身体の状態を整えていくことで、より自分を認識しやすくなります。
多くの人は自分を自分自身で認識しようとしがちです。
しかし、少し哲学的な話になりますが、自分では自分のことを正しく認識できません。
よく「自分のことを一番よく分かってないのが自分だ」と呼ばれますが、まさにその通りかもしれません。
人間とは、他者を通じて始めて自分というものが認識できます。
となると、目の前の相手を通さないと自分を正しく理解できないということです。
私はこのことを武術から学びました。
対人稽古で、技をかけようとしても自分の状態が整っていないと、技がかかりません。
武術では「出来た」と「出来なかった」しかありません。
出来たなら、それは自分の状態が整っていたという証拠。
出来なかったのなら、自分の状態が整っていなかったという証拠。
自分の正しさを相手を通して体現する
武術では、自分の正しさを相手を通じて証明する、という考え方をします。
自分は「これが正しい」と思っても、相手の人がそう感じてなければ、そこに調和はありません。
しかし、相手を通して自分の正しさを体現しようとすれば、相手との間に調和が生まれます。そうなればほとんどのコミュニケーションは円滑に進んでいきます。
目の前の相手は自分である!その考えが生み出した副産物とは
身体を使って稽古をする中で私は、「目の前の相手が自分の状態を的確に映し出す鏡だった」ということが良く理解できました。
それ以来、相手をよく観察するようになったのです。
異業種交流会に参加しても、相手の人が自分をどのように見て、どう感じているのかを観察するようになりました。
すると、人に対して「好奇心」が湧いてきて、その人の背景にも興味が出てきたのです。
そうなっていくと、人見知りを感じるどころか、どんどん色々な人とと話してみたいという感覚にすらなってきました。
この結果、いつの間にか「人見知り」からは卒業していました。
今では1人でも多くの人とお会いして、交流を図り、自分を逆観測していきたいと感じるほどです。
自分の在り方が全て!ありのままの自分でいるのが最高に楽
なぜ、自分にばかり目が行き、他人と分離してしまうのか。
人の目を氣にして、ありのままの自分でいられなくなるのは、それは自分が生きている意味を知らないからです。
もし、自分の生きている意味を理解して、目的を持って生きているなら他人と比較して一喜一憂するでしょうか?
自分の人生の目的を全うするために日々全力で生きているのではないでしょうか?
自分の人生の目的を明確にして生きている人は、生き方以前に「在り方」が違います。
ありのままの自分で生きている人は、ありのままの在り方で生きています。
だから、他人に影響されて自分の軸をブラすことはありません。
だから、より自然体でいられます。
自分の人生の目的が明確になれば、在り方が変わります。
その瞬間に「人見知り」は幻想であることが腑に落ちるでしょう。
他人を通し自分を逆観測し、自分の人生の目的を達成するために活かしていくことでしょう。
もし、あなたが本当に人見知りを克服したいなら、あなたが生まれてきた意味=「天命」を知ることです。
あなたはなぜ、この時代に生まれ、何をこの世に残すために生きていますか?
ぜひこちらの記事を読んで、たった1度の人生を後悔なく生きてください。
まとめ
いかがでしたか?
私は高校生ぐらいから「自分は人見知りである」という自己洗脳をかけて生きてきました。
今だから分かりますが、自分の自分に対する認識が、現象化を強めます。
そこに氣付くことで、他のメンタルブロックも同時に解消することに成功しました。
人は思い込みの生き物です。
それは思考に頼りすぎる副産物と言えます。
身体はもっと賢いものです。
それを私は武術を通して感じ取りました。
これからは、AIの進化が加速していきます。
AIと頭脳で勝負しても勝てないことは自明の理です。
そこで、私たちは身体を使って感情を体験すること、身体を使って未来を創造することを主軸に生きていくことになります。
その生き方の核になるのが「何のために生きるのか」という志です。
あなたは志がありますか?
私の志は、「全生命が家族を大切にし、あるべき姿で人生を終える世界を創造すること」です。
だから、今この記事を書いています。
もし「今は明確でない」と感じるなら、この機会にしっかりと探求し、自分の生きる目的が何なのか、身体の声に耳を傾けてください。
あなたの人生がより輝きを放ちますように。
心から祈りと感謝を込めて。
最後までお読みいただきありがとうございました。